国連総会、ロシア全面戦争3周年に関するウクライナ提出の決議を採択 日欧加賛成、米露反対

国連総会、ロシア全面戦争3周年に関するウクライナ提出の決議を採択 日欧加賛成、米露反対

ウクルインフォルム
2月24日、ロシア全面戦争3周年に関するウクライナ決議「ウクライナの包括的で構成で永続する平和の推進」が採択された。

投票では、93か国が賛成、18か国が反対、65か国が棄権した。ウクルインフォルムのニューヨーク特派員が伝えた。

ウクライナ、日本、欧米、カナダ、韓国、トルコなどが賛成。ロシア、米国、北朝鮮、イスラエルなどが反対。中国、インド、サウジ、南アなどが棄権した。

同決議本文には、「ロシアの対ウクライナ全面侵攻はすでに3年続いている」とあり、「ウクライナにとってのみならず、他の地域、世界の安定にとっても破壊的で長期的な被害をもたらしている」と記述されている。

また決議は、国連総会が国際的に認められた国境内のウクライナの主権、独立、統一、領土的一体性への支持を再確認し、「力による威嚇やその行使の結果としての領土獲得はいかなるものも合法的なものとして認められるべきではない」と強調するものとなっている。

さらに、北朝鮮軍の参戦は「この紛争のさらなるエスカレーションへの深刻な懸念を引き起こす」とも記述されている。

決議はまた、戦闘行為の早期終結とウクライナに対する戦争の平和的解決が呼び掛けられており、「年内の戦争終結」や国連憲章に従ったウクライナにおける平和の達成の緊急の必要性が認められており、「ロシア連邦に対する国際的に認められた国境内のウクライナ領からの全ての自国軍の速やかで完全で無条件の撤退の要求」が喚起されている。また、ウクライナ領で行われた国際法上の最も重大な犯罪に対する責任の確保の必要性が強調されている。

なお、平和と安全に関する決議の採択のためには、賛成または反対に投票した国全体の3分の2の投票が必要である。

今回の国連総会のロシアの対ウクライナ全面侵攻開始3周年に際して開かれている緊急会合では、ウクライナが主導し、多くの国が共同提案国となった同決議案と、米国が独自に提案した決議案の2本が審議されている。


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