
ゼレンシキー宇大統領、ホワイトハウスの協議中に黙っていられなかったことを説明
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は2月29日、米ホワイトハウスでのトランプ米大統領との会談中に、自身はロシアの戦争、死者数、ウクライナ人のプーチンへの憎悪に関する誤った情報について反応したのであり、それが米国側との言い争いになったと指摘した。
ゼレンシキー大統領がホワイトハウスを去った後にフォックスニュースへのインタビュー時に発言した。
記者から、ホワイトハウスでの言い争いは何から始まったのかと質問されると、ゼレンシキー氏は、「あなたが米国に滞在している時に、例えば大統領、副大統領、ないし誰かしら議員、誰でも良いが、政治家から、ウクライナはほぼ全土が破壊された、私たちの兵士は逃げている、彼らは英雄ではない、ウクライナは数百万人の民間人を失った、彼らの大統領は独裁者だと言われた時、どのような反応をするのだ?」と指摘した。
また同氏は、その点では個人的な感情ではなく、パートナー間での対話の仕方のことだとしつつ、自身はパートナー関係を維持したいと思っていると強調した。
加えて同氏は、米政権からの類似の発言は、電話協議やミュンヘンでの会談の際や、その他の場所でも聞かれたものだとし、自身は常にていねいに修正してきたと伝えた。
そして同氏は、「私は、数字は正しくないといけないと思っている。誰かが(死者)数について話す時、一人一人の人が大切なのだ。あなたが数百万人の命が失ったと話しても、私たちのところには数百万人の死者はいない」と説明した。
同氏はさらに、占領地や破壊された場所についての表現も慎重であるべきだとし、なぜならそれは人々の暮らしや生活のことだからだと指摘した。
その上で同氏は、この戦争でプーチンを許す者はウクライナには一人もいないと指摘した。