
「トランプ氏の和平合意締結の願望は評価するが、しかし、どのように行うかが重要」=ウクライナ首相
ウクルインフォルム
ウクライナのシュミハリ首相は4日、ウクライナ側はトランプ米大統領の和平合意締結の願望は肯定的に評価しているが、しかし、その締結へのアプローチとそのプロセスにゼレンシキー宇大統領が参加することが重要だと考えていると発言した。
シュミハリ首相が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
シュミハリ氏は、ロシアの侵略の後、世界は変わり、今も変わり続けており、世界の安全保障は脅威に陥ったと指摘した。
その際同氏は、米国とトランプ政権は、少なくともロシアの全面侵攻が生じる前の水準での世界の安全保障システムを維持する立場を取ることへの期待を表明した。
同氏は、「私たちはトランプ大統領の和平合意の締結、和平の達成の意向を非常によく理解している。私たちは、それが彼の心からの願望であると信じており、知っているし、その願望を評価しており、それに感謝している。(しかし)アプローチが重要、どう行うかが重要なのだ」と発言した。
そして同氏は、ウクライナは和平プロセスにおける重要な参加者でなければならないとし、「犠牲国であるウクライナにおける平和の達成は、その国の参加、私たちの国のリーダー、ゼレンシキー大統領の参加なくしては不可能だからだ」と強調した。
その上で同氏は、「そのため、もう一度言う。私たちは現在、非常に落ち着いた、外交的手段で、非常に成熟した手段で、公正かつ永続的な平和を達成し、その平和を欧州大陸に戻し、安全をウクライナと欧州のために戻し、世界の安全を維持する点での世界のリーダーとしての米国の重要性と偉大さを改めて証明する決定を見つける必要があるのだ」と発言した。