ゼレンシキー宇大統領、米国から軍事支援凍結の公式情報を取得するよう指示

ゼレンシキー宇大統領、米国から軍事支援凍結の公式情報を取得するよう指示

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は4日、国防相、情報機関トップ、外交官に対して、米国側のカウンターパートと連絡して、ウクライナへの軍事支援の凍結に関する公式情報を取得するよう指示を出した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで報告した

ゼレンシキー氏は、「親愛なるウクライナ人よ! 今日は、多くの人が1つの質問をしている。『米国からの支援は今後どうなるのだろう?』私は、ウクライナ国防相、情報機関トップ、外交官に米国のカウンターパートナーに連絡し、公式情報を取得するよう指示を出した。人は想像すべきではない。ウクライナと米国は敬意ある対話と互いの明確な立場を得るに値する。それが全面戦争中の人の命の防衛に関わる時はとりわけだ。もちろん、私たちはウクライナにおいて1週間以上様々なシグナルを受け取ってきたし、支援停止の前例はこれまでもあった。人道支援やエネルギー支援の停止もあった。また、1月末には、軍事支援の停止もすでにあったのだ。しかし、その時は全て速やかに再開させることができた。私たちはリスクを目にしている。よって、私たちの当局、軍事当局も情報当局も、あらゆる情勢展開に備えて行動アルゴリズムを策定することができた。今は、2022年ではない。今、私たちの強靭性は当時より高い。私たちは防衛手段を有している。しかし、私たちにとっては、真の戦争終結のために米国との当たり前でパートナーとしての関係が重要だ」と発言した。

また同氏は、ウクライナでは果てしない戦争を望んでいる者は一人もいないと指摘した。

そして同氏は、「ウクライナは常に米国に対して、これまでに提供された支援、提供されている支援、欧州における今や安全保障の非常に脆弱な基盤の維持に役立っている支援につき感謝していく。それは、私たちの国に関することだけではない。それは、欧州における全ての人のことだ。私たちは建設的な協力を求めていく。パートナー関係をだ。ホワイトハウスで私たちの協議の代わりに起きたことについては、残念だと思うことしかできない。しかし、先に進み、いつも米国、欧州、全てのパートナーをそうしてきたように、尊敬し合う力を見つけねばならないし、一緒に平和を近付けるためにあらゆることを行わねばならない。そして、私は、その点でウクライナを支持する皆に感謝する」と伝えた。

その他同氏は、4日、フィンランド大統領、英首相、ギリシャ首相、クロアチア首相、NATO事務総長、メルツ独CDU党首と電話会談を行ったと報告した。

そして同氏は、「ウクライナへの明確な支持がある。ありがとう。欧州委員会から欧州防衛の著しい資金拠出に関する非常に重要なニュースがある。私たちにとっては、それは何よりも追加の防衛、追加のシステム、追加のミサイル、追加的に私たちの町や村、私たちの陣地を守る能力だ。そして、それら全てが戦争終結のための作業にとっての良い追加的な基盤を作っている。協議を続けるし、新しい強力な行動が生じる。ウクライナは平和を得るに値する。ウクライナ人は尊敬を受けるに値する」と強調した。

最後に同氏は、敵の脅威を前に、団結することが必要だと訴えた。

その際同氏は、「私たちは、ロシア人が自らのウクライナに関する立場と要求を変えていないことを知っている。彼らは私たちの軍の縮小を要求していくし、私たちの領土の法的な放棄や、さらにはウクライナ憲法の弱体化を含む、ウクライナの著しい政治的崩壊を求めていくだろう。そして、私はこう言う。実際、私たち皆がウクライナにて一緒に、強固に立ち続ける限り、私たちがここにいる限り、それは誰にも成功しない。平和は立派なものとなる。ウクライナに栄光あれ!」と伝えた。

これに先立ち、ゼレンシキー大統領は4日、2月28日のホワイトハウスでのトランプ米大統領との会談を「思っていたようにはいかなかった」として、遺憾の意を表明していた


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