
米国とロシアはザポリッジャ原発と黒海港湾へのアクセスについて協議する=ウィトコフ米特使
ウクルインフォルム
米国のウィトコフ中東担当特使は16日、米国とロシアは露宇戦争終結交渉の一環で、黒海へのアクセスや、ロシアが占領するウクライナ南部のザポリッジャ原子力発電所関連の問題について協議すると発言した。
ウィトコフ特使がCBSニュースへ出演した際に発言した。
記者から、停戦と和平合意以外に、ロシアと米国は領土に関する技術的ニュアンスについて協議しているかと聞かれると、ウィトコフ氏は「戦場の条件は様々だ」と発言した。
その際同氏は、「私たちはそれを話合わせねばならない。私たち皆が知っているように、ロシアの注意が集まっている地域がある。ウクライナへかなり多くの電力を供給する原子炉(編集注:ザポリッジャ原発)がある。これらを解決する必要がある。港へのアクセスもある。黒海の潜在力に関する合意もあるし、非常に多くの要素が存在する」と発言した。
その際同氏は、状況は複雑だが誰も諦めてはいないと指摘した。
その他同氏は、18日に予定されるトランプ氏とプーチン氏の対話について、両首脳はトランプ大統領の一期目から「真の関係を有している」とし、「私は、それは2人の男、2人の大統領の間の非常に肯定的で建設的なやりとりになると思っている」と発言した。
同氏はさらに、「トランプ氏は、最終的決定を下す人物ではなく、プーチンがロシアにとっての最終的決定を下す」と指摘した。また同氏は、「私は、ある瞬間に彼らが話すというのは非常に前向きな兆候だと思っている。私は、それは、長期的で永続的な平和を実現したいという、ウクライナを含む両国の願望があるという、肯定的な後押しがあるということを示していると思う」との見方を示した。
写真:ブルームバーグ