
ウクライナはプーチンのためのメニューに載せられるようなサラダでもドリンクでもない=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は18日、ウクライナのいないところで生産的な和平交渉は不可能だと発言した。その際同氏は、ウクライナが「プーチンのためのメニュー」に載せられることは望まないと指摘した。
ゼレンシキー大統領がオンライン記者会見時に発言した。ウクライナの記者が伝えた。
記者から、ロシアの独裁者プーチンが米国側との交渉の際に、ウクライナとの戦争を、中東情勢などの広範な問題の一覧の中に加えようとしていることについて質問されると、ゼレンシキー氏は、「広範な問題の一覧というのは、そのプロセスからウクライナを最大限外すためのものだ。確かに、両者には自分たちの広範な議題があるだろうし、それは理解できる。米国は独立した国家だ…。彼らは何でも協議することができる。私は、それは彼らの二国間関係だと思っている。ただし、当然ながら、それらは私たちの情勢、何よりウクライナにおける戦争にも影響を及ぼす。そのため、私はそれを望まない…。私は、それについて、米国側に対してまったくもって率直に話してきた。僭越ながら、誰の気分も害したくはないが、しかし、私たちがプーチンのための『メニュー』リストに加えられることは望まない。わかるだろうか? 彼の食欲は別として、私たちはその人物のためのサラダでもなければ、コンポートでもないのだ」と発言した。
その上で同氏は、ウクライナは独立国家だと強調した上で、「そのため、私たち抜きで私たちのことは何も(編集注:協議したり合意したりしない、という原則を示すスローガン)であり、私は、合意するのは正しくないと思っている。なぜなら、皆にとって望ましい結果は生じないからだ」と発言した。