
ゼレンシキー宇大統領、サウジでの次期会合での協議内容に言及
ゼレンシキー大統領がキーウを訪問したパヴェル・チェコ大統領との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「(編集注:ウクライナ政権の)チームはかなり高いレベルで、技術的専門家から構成される。また、国防相も行く。そして、非常に迅速かつ非常に中身のある協議を行う準備ができると思う」と発言した。
また同氏は、ウクライナは完全停戦を近付けるあらゆる措置を取る準備があると強調した。
同氏はその際、「最初の一歩は、空の停戦となるかもしれないし、そのために技術的会合が開かれる。あるいは、トランプ大統領が私との電話で話していた条件かもしれない。彼は私に、プーチンと話したことについて伝えたのだが、ミサイルないし他の長射程武器で、エネルギー施設やその他の民間インフラを攻撃しないことについてだった。『その他の民間インフラ』とは、どれだけの数の施設で、そもそも一体何を指すのか? そのため、私は、私たちの技術チームが民間施設のリストと一緒に準備をしておくと思う」と発言した。
また同氏は、サウジアラビアでの次回協議がどのように終わるかはわからないとしつつ、他方で、「私たちのを完全停戦に近付け得る結果」が生じることを期待していると発言した。
同氏はさらに、ウクライナは最初から米国の無条件停戦についての立場を支持したが、しかし、ロシアが完全停戦に準備がないことは明らかだと指摘した。
その上で同氏は、「毎日世界は、この戦争の唯一の原因がプーチンであることのさらなる証拠を次々と受け取っている。すでに1週間以上停戦提案がテーブルの上にあるのだ。停戦が生じていないのは、その提案をプーチンが受け入れていないからに過ぎない。よって、圧力が必要だ。ロシアへの圧力が」と強調した。
同日、ウクライナのティーヒー外務報道官は、同国はサウジアラビアでの米国との次期会合(24日)を、宇米の「二国間」のもので、技術的な内容の協議だとみなしていると発言していた。