
ウォルツ米大統領補佐官、ロシアからのウクライナ児童返還を「信頼醸成措置」と形容
ウクルインフォルム
米国のウォルツ大統領国家安全保障担当補佐官は23日、米国はロシアが連れ去ったウクライナ児童の返還を「信頼醸成措置」とみなしていると発言した。
ウォルツ補佐官がCBSの番組出演時に発言した。
ウォルツ氏は、「トランプ大統領は被拘束者交換について両方の首脳と話してきた。(中略)そして彼はまた、それらの子供の将来についても話してきた。よって、それは、何よりまず、信頼情勢の措置であることは間違いない。(中略)私たちは複数の信頼醸成措置について話している。それ(児童返還)はその内の1つだ」と発言した。
また同氏は、現在平和へはかつてないほど近付いている、という米政権の主張を繰り返した。
その他同氏は、サウジアラビアでの現在の協議の目的に言及する際に、ウクライナは米国の停戦を前提条件なしで受け入れたが、ロシアはエネルギーインフラに手を出さないとだけ述べたと指摘した。
同氏はそして、「今後私たちは、双方が穀物、燃料を運べるよう、そして、再び交易を始められるようにすべく、黒海の停戦について話していく。それから、私たちはコントロールライン、実質的前線ラインについて話していき、そして検証メカニズムの詳細、平和維持、つまり、現在のラインの凍結について話す。それから、当然、恒常的平和のための領土に関するある種の協議となる、広範かつ恒常的平和について(話していく)」と発言した。
写真:Andrew Leyden/NurPhoto/picture alliance