
中国、ウクライナへの平和維持軍への参加可能性に関する報道を否定
ウクルインフォルム
中国の郭嘉昆外務報道官は24日、中国政府関係者が同国による戦後のウクライナへの平和維持軍への参加について協議しているとする報道を否定した。
郭嘉昆外務報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
中国がウクライナに平和維持軍を派遣する可能性を検討しているとする報道につき、郭報道官は、「関連情報は完全に事実と反するということを強調したい」と発言した。
また同氏は、中国は、国際社会と共に、和平協議の推進と、停戦と「ウクライナにおける紛争」の終結のための条件作りのために作業を続けていくと発言した。
これに先立ち、ドイツのディ・ヴェルト紙が、外交関係者の発言をもとに、ブリュッセル駐在の中国の外交官が欧州連合(EU)の主要機関に対して、中国がウクライナへの平和維持軍に参加する可能性をEUではどのように受け止めるかと質問していたと報じていた。
なお、ゼレンシキー宇大統領は今年2月23日の記者会見時に、中国について言及し、もし中国が安全の保証の提供に参加するなら、中国のウクライナ復興への参加は排除しないと発言していた。同時にその際ゼレンシキー氏は、復興の際に「優先されるのは、ウクライナの企業と、私たちに安全の保証を提供する全ての国々となる。私は、それが私たちの全てのパートナーたちに関して公正だろうと思っている。つまり、彼らは私たちに安全の保証を提供し、私たちは彼らにビジネス上の機会を与えるということだ」と発言していた。