
ロシアはもう合意内容を歪めようとしている=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は25日、ロシアはサウジアラビアでの協議のあったその日の内に、合意内容を歪める試みを示していると指摘した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した。
ゼレンシキー氏は、「残念ながら、もうすでに、もう今日の内、協議のあったその日の内に、私たちは、ロシア人が印象操作を始めたのを目にしている。彼らはもう、合意を歪めて、私たちの仲介者や世界中を実質的に騙そうとしている。ホワイトハウスによって公開されたまったくもって明白な声明があるのだ。誰もが、そこに書かれていることを見ることができる。そして、クレムリンが再び嘘をついていることがある。あたかも黒海停戦は制裁に関する問題に左右されるだとか、あたかもエネルギー停戦開始の日は3月18日だとかだ。モスクワが再び嘘をつくことを認めるか否かは、世界に、そして本当に平和を必要としているすべての人にかかっている」と発言した。
また同氏は、ウクライナは合意が機能するようにあらゆることを行っていくと強調した。
同氏はその際、「しかし、ロシア人が知るべきで、認識すべきことは、彼らが攻撃をしてきたら、彼らは強力な反撃を受け取るということだ。そして、その責任は彼らが負う。そして、ロシア人がその後に、あたかも攻撃はエネルギーインフラや民間インフラに対してではなかったなどという物語を話し始めたとしても、皆が全てを目にすることになる」と発言した。
これに先立ち、クレムリンは25日、黒海航行安全の合意は、ロシアに対する制限の一部の解除の後にのみ発効すると発表していた。
その前に、ホワイトハウスは、23〜25日にサウジアラビア首都リビアで開催された米宇協議と米露協議の結果となる2つの声明を公開していた。