キリスト教受容1031年:ウクライナ統一正教会が記念式典を開催
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
本年は、ウクライナ正教会が統一・独立してから初めての同行事開催となった。まず、ソフィア大聖堂の敷地内で、エピファニー・ウクライナ正教会首座主教がルーシのヴォロディーミル聖公の回顧とキリスト教受容を祝う宗教行事を行なった。
参加者の多くは高齢の市民。エピファニー首座主教は、同日の行進には、約2万人が参加したと発表。参加者の一人の女性は、27日の行事にも参加したとし、「今日の方が少なくなるかと思いましたが、そんなことはないですね、たくさんの人が来ています」と発言した。
同行事には、第5大統領のペトロ・ポロシェンコ氏(欧州連帯党)の姿も見られた。
聖体礼儀後、人々はソフィア大聖堂からヴォロディーミル聖公像へ向かって行進した。
聖公像前での祈りが終わると、エピファニー首座主教が記者会見を行った。首座主教は、「私たちは、独立したウクライナ正教会を他の正教会が認めるよう、活動している」と述べ、本日の行事にギリシャ正教会の代表者が参加していること、7月26、27日には同正教会の聖職者とともに聖体礼儀を行なったことを明かした上で、「これらは、ギリシャ正教会がウクライナ正教会の独立を実質的に認めていることを証明している」と発言した。
また、記者から、ウクライナ正教会の分裂の可能性について聞かれると、エピファニー首座主教は、「分裂は一切なく、フィラレート氏という一人の人物の考えがあるだけだ」とし、一人の考えが教会全体に条件を突きつけるようなことにはならないと説明した。
写真:ヘンナジー・ミンチェンコ、ヴォロディーミル・タラソウ、ミハイロ・パリンチャーク