クリミア・タタール語ウィキペディア執筆イベントで160本の新規記事登場
同省のマルレン・サヒロウ・デジタル発展・移行局専門家グループ代表がウクルインフォルムに伝えた。
サヒロウ氏は、「現時点で、マラソンに参加しているのは、約20人だ。すでにそのイベントで160の記事が訳されている」と発言した。
同氏は、マラソンの目的は、クリミア・タタール語版ウィキペディアの記事を作成したり、改善したりすることにあると説明した。マラソンでは、全言語版ウィキペディアに共通の基本となる1000の記事と、ウクライナやクリミア、クリミア・タタール文化・伝統、歴史上の人物に関する100の記事の執筆が行われているという。同氏は、「このマラソンは、私たちは、4月に政府が採択したクリミア・タタール語の2032年までの発展コンセプトの一環で行なっている」と説明した。
同マラソンは、7月15日まで続けられる。同氏は、「そして、総括をするつもりである。記事がどれだけ訳されたのか必ず報告するし、翻訳、マラソンに最大の貢献をした勝者を選び、特に活発な参加者を表彰することを予定している」と指摘した。
参加者たちは、自ら記事を書くこともあれば、ウクライナ語やその他の言語版ウィキペディアから翻訳することもあるという。ただし、いずれの場合もウィキペディアのルールを守らなければならない。マラソン用の記事リスト、ウィキペディア編集案内などの情報は、クリミア・タタール語版ウィキペディアに特設ページが作られている。
また、サヒロウ氏は、「できるだけ多くの記事が訳されるよう、年内に類似のイベントを始めることを計画している。第2回マラソンの準備の際には、2回目がより効果的となるよう、より多くの人が参加するよう、失敗の訂正作業を行う。(中略)第1回マラソンはまだ終わっていないが、すでに第2回の準備をしているのだ」と発言した。
なお、一時的被占領地再統合省は、市民団体「ウィキメディア・ウクライナ」と協力し、6月15日から、ウィキペディア記事執筆マラソン「愛する百科事典 クリミア・タタール語版ウィキペディアを書こう」を始めていた。