被占領下クリミアにて露占領機関当局、住民を40人以上拘束
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ウクルインフォルム
ロシアにより一時的占領下にあるウクライナ領クリミア・シンフェローポリにて、3、4日に拘束された5名のクリミア・タタール系住民の所在を把握しようと集まっていた住民40名強が露連邦保安庁(FSB)建物近くにて治安機関職員に拘束された。
4日、市民記者ネットワーク「クリミアの連帯」がフェイスブック・アカウントで伝えた。
報告には、「シンフェローポリ氏フランカ通りのFSB建物近くで、40名が拘束された」と書かれており、拘束した人物の氏名を掲載している(その後、)。
また、「クリミアの連帯」と「グラニ」のために働いている市民記者アイデル・カドィロフとヌリ・アブドゥラシトフの2名も拘束されたという。
クリミア・タタール民族代議機関「メジュリス」代表のレファト・チュバロフ氏は、フェイスブック・アカウントにて、拘束された者の中には、クリミア・タタール民族大会「クルルタイ」の中央選挙管理委員会委員長でありメジュリスのメンバーでもあるレマル・ユヌソフ氏も含まれていると伝えた。
ウクライナ政府閣僚のオレクシー・レズニコウ副首相兼一時的被占領地再統合相は、「私たちは、国際社会に対して、クレムリンがクリミアやドネツィク・ルハンシク両州一部地域で拘束したウクライナ国民全員を速やかに解放するよう、同国に自らの影響力を行使するよう要請する。ロシアによる被拘束者解放の拒否は、国際的制裁強化の根拠である」と発言した。
これに先立ち、3、4日、被占領下ウクライナ領クリミアにて、ロシア占領機関当局が複数の先住民クリミア・タタール系住民の自宅で家宅捜索を行い、ナリマン・ジェリャル「メジュリス」副代表はじめ、計5名を拘束していた。
ゼレンシキー大統領は、同拘束につき、クリミア・プラットフォームの活動開始に対するロシアの反応であるとしつつ、被拘束者を速やかに解放するよう要求している。