ウクライナ人は誰を大富豪とみなしているか
世論調査
ウクルインフォルム
ウクライナで実施された最新の世論調査によると、誰をオリガルヒ(政治・経済に絶大な影響力を持つ大富豪)とみなすか、との設問にて、名前が多く挙がったのは、イーホル・コロモイシキー、リナト・アフメトフ、ペトロ・ポロシェンコ、ヴィクトル・ピンチュークらだった。
24日、ラズムコウ・センターが11月24日から12月1日にかけて実施した世論調査結果を発表した。
同設問(複数回答可)への回答結果によれば、回答者の94.1%がコロモイシキー氏をオリガルヒとみなすと回答。その他、アフメトフ氏(93.7%)、ポロシェンコ欧州連帯党党首(前大統領)(89.3%)、ヴィクトル・ピンチューク氏(81.7%)、ドミトロー・フィルタシュ氏(80.4%)、セルヒー・リョーヴォチキン氏(63.4%)、ユーリー・ボイコ野党生活党共同代表(60.8%)、ヴァディム・ノヴィンシキー氏(58.0%)、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領(55.0%)などが続いた。
また、通称「脱オリガルヒ法」を「汚職克服・国家におけるオリガルヒの影響減のための真の行動」とみなす人は21%にとどまり、「ゼレンシキー大統領の人気取りのためのポピュリズム的行為」との回答が33%、「ゼレンシキー大統領やその取り巻きによる、経済上の資産際分割とオリガルヒになるための努力」が23%、野党勢力との闘いの試みとの回答が11%だった。
今回の世論調査は、ラズムコウ・センターが11月24日から12月1日にかけて、クリミアとドネツィク・ルハンシク両州一部被占領地域を除くウクライナ全土にて、18歳以上の人物2005名に対面式で実施したもの。理論的誤差は、最大±2.3%だと発表された。