ロシア占領地からウクライナ児童をさらに13名帰還させることに成功
セーブ・ウクライナがフェイスブック・アカウントで伝えた。
発表には、「今日(編集注:9月12日)、セーブ・ウクライナは、第11回救出ミッションの一環で、ヘルソン州、ルハンシク州、ザポリッジャ州からさらに13名の児童を取り戻した」と書かれている。
Today, Save Ukraine returned 13 more children from the occupied territories of Kherson, Luhansk, and Zaporizhzhia Oblast as part of the 11 rescue missions. We returned 176 children to Ukraine in total due to 11 rescue missions. pic.twitter.com/LG3PvpuilT
— Save Ukraine (@SaveukraineUs) September 12, 2023
また同団体は、帰還が実現した子供たちが経験した出来事を伝えている。「母親は、子供のオレーシャが自分と一緒に暮らしていることを誰かに気付かれて、ロシアの学校での教育を強制されることのないようにと、1年間にわたり、オレーシャを占領政権や村人から隠していた。ミキータ、サシュコ、アンドリーの親は、彼らを、当時より安全だった左岸(編集注:ドニプロ川東岸)にいる祖父母のところへ連れて行った。しかし、右岸が解放されると、家族は離れ離れとなってしまった。両親は子供たちを連れ戻すために脱占領を待っていたが、それがすぐには起きないことを理解した」と説明されている。
また、帰還できたポリーナ、タラス、マトヴィーの離婚した両親は、母親はウクライナの運命を心配していたが、父親は親露的になったという。「そして、その父親が母親に対して、子供達をロシア領から連れ出すことを禁止したのだ。被占領下で子供達はロシアの学校へ通わされたし、母親は親権を剥奪すると脅されていた」と報告されている。
セーブ・ウクライナは、これまでの彼らの11回の救助ミッションで、176名を帰還させることができたと伝えている。