ウクライナで心肺同時移植手術を初めて実施
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ウクルインフォルム
10月24日から25日にかけての夜間、キーウとリヴィウの医療チームにより、ウクライナで初めて心肺移植を実施した。
保健省直轄心臓研究所のトドゥロウ所長がフェイスブック・アカウントで報告した。
トドゥロウ氏は、「ウクライナ初の心肺移植が行われた! 患者の容体は安定している。この困難な手術に参加した人皆に感謝する。私たちのリヴィウの同僚の協力は素晴らしい結果をもたらした」と伝えた。
また、リヴィウ第一総合病院のサムチューク院長は、フェイスブック・アカウントにて、今回の手術は世界で年間20〜25件程度しか行われない極めて難しいものだと書き込んだ。手術は10時間に及び、移植された心臓と肺は移植先の身体で活動し始めたと報告した。
写真:オレフ・サムチューク・リヴィウ第一総合病院院長(フェイスブック)
また同氏は、この心肺を受け取ったのは、38歳のキーウ州の女性であり、生まれた時から心臓に問題を抱え、その後肺にも問題が生じていた人物だと伝えた。この女性は、心臓と肺の両方を同時に移植できる機会を15年間待っていたのだという。
女性は現在集中治療室におり、容体は安定していると書かれている。
心肺ドナーとなったのは、交通事故で亡くなった18歳の男性だったという。
また、今回、心肺移植の他、移植医は肝臓と腎臓2個の移植も行ったとし、とりわけ腎臓1つは児童に移植されたと報告されている。サムチューク氏は、「このおかげで、4名の命が救われることになった」と書き込んだ。