ウクライナ中部の都市で兵士の動員解除を求める集会開催
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ウクルインフォルム
ウクライナ中部のヴィンニツャにて14日、軍役が18か月に達した動員兵の親族が兵士の動員解除を求めて集会を開催した。
公共放送局「ススピーリネ」が集会を主催したヴァレンティナ・モヒリャク氏の発表をもとに報じた。
モヒリャク氏は、「これは平和な集会だ。私たちは全くもって非政治的だ。私たちは18か月以上軍役についた軍人の動員解除を支持している。私たちは、定められた軍役期間を要求する。全ての軍人に平等な権利を。一人の肩に頼って戦争はできないし、同じ人間が皆を救うことはできない」と発言した。
ヴィンニツャの集会の様子 写真:公共放送ヴィンニツャ支局
また、同様の集会はヴィンニツャにおいて全面侵攻が始まってから5回目だという。参加者は数十名で、「毎日お父さんを抱きしめるのは私の番だ」「ウクライナは自由な人々の国だ。よもや軍人は人間ではないのか?」「36か月。軍人にとっては死刑宣告だ」「お父さんを家へと戻せ! 他の人たちの時が来た!」「軍人の家族は動員解除を求めている」などと書かれたプラカードや国旗を掲げた。
集会参加者は市内を行進したという。
公共放送局は、ウクライナの23の町で今回の集会への参加が表明されたと伝えた。