ウクライナ、世界汚職度ランキングで大きく評価改善 約10年で40位上昇
トランスペアレンシー・インターナショナル・ウクライナが発表した。
発表には、「ウクライナは、2023年の『世界腐敗認識指数』(Corruption Perceptions Index - CPI)にて、100点中36点を獲得し、私たちの国は180か国中104位となった。ウクライナの3ポイントの上昇は、昨年の世界における最善の結果の1つだ。また、ウクライナは、今年のCPIにおいて、期間中最善の指数を示した17か国の内の1つとなった」と書かれている。
また、アルジェリア、ブラジル、セルビアがウクライナと同様に36ポイントを獲得したと指摘されている。
ウクライナより1ポイントを多く、37点を獲得した(編集注:100点に近ければ近いほど腐敗状況が良好)のは、アルバニア、アルゼンチン、ベラルーシ、ガンビア、エチオピア、ザンビア。
ウクライナより1ポイント低いのは、ボスニアヘルツェゴビナ、ドミニカ共和国、エジプト、ネパール、パナマ、シエラレオネ、タイ。
ウクライナは、同ランキングにて、2013年は25ポイントの144位であり、これまでに11ポイント増加し、順位を40位あげている。
同ランキングでの最高点は、デンマークの90ポイント。これに続き、フィンランド(87)、ニュージーランド(85)、ノルウェー(84)が続く。日本は73ポイントで、16位。
最も低いのは、ソマリアの11ポイント(180位)。
ロシアは、26ポイントの141位。ロシアの順位は2020年以降低下を続けている。
なお、2022年のCPIではウクライナの順位は116位、2021年は122位だった。昨年のTIの報告では、ウクライナは2013年から汚職度を8点改善するという著しい改善を示した国の1つだと指摘されていた。