ロシア、占領するウクライナ領でウクライナの冬の伝統について話すことを禁止
ウクルインフォルム
ウクライナ政権機関「国家抵抗センター」は1日、ロシアの占領政権は占領するウクライナ領にて、12月に子どもたちにプレゼントを配る聖ミコライの伝統や、クリスマスキャロル(コリャドキ)やイエスの生誕時の賢者達を模した劇「ヴェルテプ」を完全に禁止したと伝えた。
国家抵抗センター広報室が伝えた。
報告には、「一時的被占領下ウクライナ領の幼児教育機関、教育機関の事務には、聖ミコライのことを想起することすら禁止する指示が出された。あらゆるイベントには、『ジェド・マロース』と『スネグールカ』しか見せられない。さらに、『コリャドキ』や『ヴェルテプ』も完全に禁止されている」と書かれている。
またセンターは、以前、占領政権は、サンタクロースや西欧文化の昔話の主人公の評判を落とすための「予防的会話」を子どもたちに対して行なったことも伝えた。
その上でセンターは、指定された手段を通じて情報提供を求めた。
これに先立ち、ポーランド・ラジオは2024年12月29日、ベラルーシ政権が冬季の祝日に学校で聖ミコライやクリスマスキャロルを想起することを禁止し、代わりにロシアの新年の伝統だけを守るよう勧告を出したと報じていた。