ポーランド、自国戦闘機を米国に譲渡する準備があると発表

ポーランド政権は、自国の戦闘機MiG-29全機を米国に譲渡する用意があると発表した。同時に、ポーランドは、米国から類似の性能の航空機の譲渡を期待しているという。

ポーランド外務省が声明を掲載した

声明には、「ポーランド政権は、ポーランドの大統領と政府の協議の後、速やかかつ無償で自らの全ての航空機MiG-29をラムシュタイン基地(編集注:ドイツ)へ渡し、それらを米国政府に譲渡する準備がある」と書かれている。

同時にポーランドは、米国に対して、類似の能力を有すすでに使用されている航空機のポーランドへの提供を呼びかけているという。

声明には、「ポーランドは、速やかにそれら航空機の購入条件について合意する準備がある」と書かれている。

ポーランド外務省はまた、NATO内のMiG-29を所有しているその他の国に対しても、類似の行動をとるよう要請している。

これに先立ち、7日、ブリンケン米国務長官は、NATO加盟国、特に、ポーランドは、ウクライナに戦闘機を送るための「ゴーサイン」を得ていると発言していた。

ウクライナは、NATO加盟国に対して、ロシアの侵略からの防衛を目的に、MiG-29の供与を要請していた。

写真:Wojtek Mazurkiewicz