バイデン米大統領、8億ドルの対ウクライナ追加安全保障支援を発表
16日、バイデン米大統領は、米国はウクライナの安全保障支援に追加で8億ドルを拠出すると発表した。
バイデン米大統領が米国の対ウクライナ支援に関する発表の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
バイデン氏は、12日にウクライナへの武器と弾薬の安定供給確保のために約2億ドルの拠出を採択したことを喚起しつつ、「今回私は再び、安全保障分野の追加的サポートの活性化とロシアの侵攻を撃退するためのウクライナへの更なる支援のために、大統領としての権限を行使する。追加の8億ドルのサポートだ」と発表した。すなわち、1週間で10億ドルの支援が発表されたことになる。
バイデン氏は、具体的に支援内容は以下のものを含むと発表した。
・防空システム800個
(注:同時にバイデン氏は「ゼレンシキー大統領の要請を受けて、私たちは現在ウクライナが追加的なより射程距離の長い防空システムとその弾薬を獲得する支援を行っている」と発言した。)
・携帯式対戦車システム9000個
(注:バイデン氏は明言しなかったが、事前に米国防省が、ジャベリンの発送の準備をしていると発表していた。)
・小火器(マシンガン、ショットガン、グレネードランチャー)約7000丁
・弾薬2000万個
・無人機
バイデン氏はまた、ウクライナへのサポートを米国だけではなく、全世界が提供しているとし、世界はプーチンに侵略に対する「非常に高い代償を払わせる」べく断固とした努力で一致していると指摘した。
さらにバイデン氏は、米国はウクライナに対して、今後の困難な戦いの日々にも武器を供与し続けるとし、また人道支援も提供していくと発言した。
加えて、同氏は、ロシアに対する圧力も強化していくとし、ロシア経済を地球的規模でさらに孤立させていくと約束した。