17、18日の露軍による攻撃 西部リヴィウ航空機修理工場を破壊等
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2月24日にウクライナに対する侵略戦争を始めたロシア連邦は、各地で攻撃を続けており、軍事・民間施設の被害が広がっている。
国家非常事態庁は17日、キーウ(キエフ)市スヴャトシン地区へとロシア軍の砲撃があり、複数火災が発生(車両2台、倉庫1軒)、2名の市民が死亡したと発表した。
キーウ州警察は、17日に同州ブチャ地区リチャンカ(死者1名)、イルペン市、ロマニウ橋、ペトルシキ(被害者確認中)の民間の建物に多連装ロケットシステム「グラート」での攻撃、マカリウ近くのシトニャキ(負傷者1名)にて多連装ロケットシステム「スメルチ」での攻撃が確認されたと報告した。
東部ルハンシク州では、ハイダイ州軍行政府長官が17日、ロシア軍がシェヴェロドネツィクの州病院を砲撃したと報告した。また、同州州軍行政府は、17日から18日にかけての夜間、ロシア軍は多連装ロケットシステムにより、シェヴェロドネツィクとルビージュネを砲撃し、これにより20軒以上の住宅・インフラが損壊、2名の民間人が死亡したと報告した。
東部ハルキウ州では、ザドレンコ・デルハチウ市長が17日、ロシア軍がコザチャ・ロパニ町にクラスター爆弾を使って攻撃し、その結果、6名が死亡し、また多くの負傷者が出ていると報告した。
西部リヴィウ市では、18日朝、サドヴィー市長がロシア軍が航空機修理工場に対し複数のミサイルで攻撃を行ったと報告した。同攻撃により、工場が破壊され、稼働を停止、発表時点では犠牲者は出ていないとのこと。
なお、ウクライナでは、2月24日から、ロシア軍による侵略戦争が続いている。