ウクライナ外務省、ラヴロフ露外相のクリミア・ドンバス関連発言を否定

ウクライナ外務省は30日、ラヴロフ露外相がウクライナ・ロシア和平協議におけるクリミアとドネツィク・ルハンシク両州一部地域の問題に関して誤解していると指摘した。

ニコレンコ宇外務報道官がウクルインフォルムにコメントした。

ニコレンコ氏は、「ラヴロフ氏は、自身が協議プロセスについて誤解を有していることを示した。クリミア・ドンバス問題は、その地にウクライナの主権が回復されたら、完全に解決するのである。イスタンブルにおける協議では、ウクライナ代表団は、モスクワによる検討のために、その目的達成のための道筋に関する提案を渡している」と発言した。

これに先立ち、30日、ラヴロフ露外相は、イスタンブルでのウクライナ・ロシア和平協議につき、ウクライナ側がクリミアとドンバスの問題が完全に解決済みとの理解を示したことは進展だと発言していた。