ロシア側にも首脳同士で会って和平文書案を協議する準備がある=ウクライナ協議参加者

ウクライナ・ロシア和平協議にウクライナ側で参加するアラハミヤ最高会議(国会)与党「人民奉仕者党」会派長は2日、ロシア側も、ロシア・ウクライナ戦争の和平達成のための文書案は両国首脳間で協議を行えるだけの作業が十分に行われたと考えていると発言した。

アラハミヤ氏が国内テレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

アラハミヤ氏は、「彼ら(ロシア側)は、文書案は両国首脳、つまり、ウクライナ大統領とロシア大統領の間で直接協議を行うために十分なだけの作業が行われたとする私たちの判断を確認した。今は、私たちがすでに触れた問題につき何らかの最終段階の物を急いで作ること、またあり得る首脳会談の準備をすることが私たちの課題だ」と発言した。

同氏はまた、エルドアン・トルコ大統領が首脳会談を組織する準備があることを認めたと指摘した。同氏は、まだ首脳協議の日付も場所も不明だが、最もあり得るのは、トルコのイスタンブルかアンカラだろうと述べた。

同氏はさらに、「コンセプトの観点から私は、何も新しいことをいうことはできないが、ご存知の通り、私たちはイスタンブルにてウクライナの立場を発表した。ロシア連邦は、クリミア問題を例外に、全ての(ウクライナ側の)立場に対して、その立場を受け入れるとする公式な返事を提出した。私たちは彼らからその確認を待っている。クレーバ氏(外相)は、公式な確認はまだないと発言した。つまり、彼は、それ(ロシアの回答)が書面の形になることを待っているのだが、(1日)夜の段階の動画会議の際には、ロシア側はそれらの立場に反対しないと聞いた」と発言した。

その上で同氏は、現在司法研究者や外交官が最終的な文書の案を作成していると伝えた。

同時に同氏は、協議プロセスは毎日オンライン行われていると伝えた。