キーウ州ブチャ解放 「すでに集団墓地に280人埋葬」=市長

ロシア軍から解放されたキーウ州ブチャ市では、フェドルク市長が同市ではすでに280名が集団墓地に埋葬されたと発言した。同市は、激しく破壊されており、通りは遺体が散乱している。

AFP報道によれば、フェドルク市長は、「ブチャにて、私たちは280人をすでに集団墓地に埋葬した。ロシア軍の射程距離にある3つの自治体墓地公園に埋葬することは不可能だった」と説明した。

市長はまた、遺体の中には14歳の少年のものもあったと述べた。多くの遺体は、武器を持たないことを示す白い布を身に着けていたという。市長は、全員が後頭部を打たれて殺されていたと伝えた。

さらに、ブチャ川を越えて被占領下の同市から政府管理地域へ逃げようとした際に殺された者が多くいたという。

市長は、ブチャ市では、地雷除去班が活動していることから、遺体がまだ通りに残されていると説明した。地雷の確認後に許可が出されることから、遺体の回収は3、4日後となるという。

市長は、同市の死者数が合計でどの程度になるかは現時点ではわからないと発言した。

なお、ウクライナでは、2月24日から、ロシアによる全面的侵略が続いている。

写真:イスラム大隊「クリミア」