クレーバ宇外相、キーウ州での露軍による大量殺人受け、G7に制裁発動を要求

ウクライナのクレーバ外相は3日、キーウ州ブチャにおけるロシア軍による住民の大量殺人が明らかになったことを受け、G7に対して新たに強力な対露制裁を速やかに発動するよう要求した。

クレーバ外相がツイッター・アカウントにブチャで撮影された写真とともにG7へのメッセージを書き込んだ

クレーバ氏は、「ブチャの大量殺人は故意のものだ。ロシア人たちは、できるだけ多くのウクライナ人を殺害しようとしている。私たちは、彼らを止め、追い出さないといけない。私は、速やかなG7の破滅的制裁を要求する」と書き込み、具体的に、石油、ガス、石炭の禁輸、ロシア船舶と商品に対する全ての港の利用禁止、ロシアの全ての銀行のSWIFT(国際銀行間通信協会)からの遮断を要求した。

これに先立ち、ロシア軍から解放されたキーウ州ブチャ市にて、約300人の住民が集団墓地に埋葬されていることがわかった他、路上でも何十人もの住民の遺体が見つかった。何名かの遺体は、手が後ろで縛られていた。

写真:外務省