ゼレンシキー宇大統領、ウクライナが将来イスラエルのような国になる可能性に言及
ウクライナのゼレンシキー大統領は、ウクライナは将来、自分の顔を持つ、大きなイスラエルのような国になれるとの見方に言及した。
ゼレンシキー宇大統領がウクライナの複数報道機関に対するインタビュー時、記者から「どのようなウクライナを夢見ているか」との質問に答える形で発言した。
ゼレンシキー氏は、「私たちが最初に望んでいたようなウクライナとは確実に異なるウクライナとなるだろう」とし、ウクライナは完全にリベラルな欧州の国家とはならないだろうと発言した。
同氏は、「守られた国と安全。それが第一に来なければならない。私は、ウクライナの人々皆が、私たちの大きな軍になるのだと思っている。私は、私たちは『未来のスイス』について(編集注:ウクライナがスイスのような国になることは)話すことはできないと思っている。おそらく、私たちの国家がそのようになるのは、ずっとずっと先のことだろう。しかし、私たちは、確実に自分の顔を持つ大きなイスラエルにはなるだろう」と発言した。
同氏はまた、今後10年間、ウクライナにとって安全保証問題が第一の問題となると発言した。さらに同氏は、「技術も絶対に発展させていく。IT分野は、私たちは良く発展してきたし、それは私たちのトップとなるだろう。なぜなら、それは様々なプログラムを含め、武器と結びついているからだ。全て確実に現れる。私は確信している」と述べた。
同時に同氏は、ウクライナは絶対に民主的であり続けるし、権威主義はウクライナにはあり得ないと述べた。同氏は、「権威主義国家ではロシアに負けていたであろう。なぜなら、人々は、何のために戦っているか分かっているからだ。人々は、外に出て、肖像画のために戦ったのではない。人々は外に出て、『どうして私の通りに入ってきたのだ? どうして私の子供を殺したのだ? どうして私の隣人の家に入ったのだ?』と尋ねたのだ。それは自由な国、とても民主的な国においてのみあり得ることだ。民主主義は、絶対だ」と発言した。
写真:大統領府