ウクライナ副首相、東部3州住民に避難を要請 戦闘激化間近か

ウクライナのヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相は6日、東部のドネツィク・ルハンシク両州とハルキウ州の一部の住民に避難を行うよう要請している。

一時的被占領地再統合省広報室が伝えた

ヴェレシチューク氏は、「ハルキウ州、ルハンシク州、ドネツィク州の軍行政府幹部は、これら州を離れるよう要請している。彼らは、避難が組織的に実現するようあらゆることを行っている。避難は今行わねばならない。なぜなら、その後人々は攻撃に巻き込まれて、死の脅威にさらされるからだ。人々はそれに対して何もすることができなくなり、私たちも助けることができなくなる。なぜなら、攻撃を止めることは、ほぼ不可能となるからだ。可能性のある内に、避難しなければならない。今その可能性はまだある」と発言した。

さらに同氏は、残念ながら、皆が戦争のさらなる激化に備えなければならないと強調した。

また、ハイダイ・ルハンシク軍行政府長官は6日、テレグラム・チャンネルにて、同日は同州にて5本の人道回廊が開設されることを報告しつつ、「バスや電車がある内は、その機会を使って欲しい。なぜなら、昨日ロシア人は、ドネツィク州で鉄道網を破壊したからだ。修理には数時間かかり、電車は止められていた。幸いなことに再開した。それは、さらなる危険のベルでもある」と発言した

ハイダイ氏はまた、「ルハンシク州住民一人一人に呼びかける。安全な内に避難してくれ。4月にはもう、ルビージュネ市の北部にすら辿り着けなくなっている。クレミンナへは直接の『人道回廊』はない。しかし、それでも人々はそれらの自治体から脱出してきている」と発言した。

また、ハイダイ氏は、ルハンシク州ルビージュネは、現在約60%がロシア軍に支配されていると報告した

写真:ハイダイ・ルハンシク軍行政府長官