キーウ近郊でさらに集団埋葬地見つかる
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ロシア軍が撤退したキーウ州ブゾヴァ村にて新たな集団埋葬地が発見された。
11日、ウクライナのヘラシチェンコ内務相顧問がテレグラム・チャンネルにて発表した。
ヘラシチェンコ氏は、ブゾヴァ村にて集団埋葬地が見つかったとし、そこにはロシア軍に殺された民間人の遺体が埋められていると伝えた。ヘラシチェンコ氏は、同地の様子を映した英BBCの映像を掲載している。
編集注:映像にはショッキングな内容が含まれます。 動画:BBC
同氏はまた、「目撃者も、近くに燃やされた自動車があるが、その中では17歳の子供が生きたまま燃やされ、女性は頭が半分吹き飛ばされていると語っている」と書き込んだ。
さらに同氏は、地方自治体は、少なくとも約50名の住民がロシア軍により殺されたと考えていると伝えた。
また英国防省も、ツイッター・アカウントにて、同国インテリジェンスの情報として、ブゾヴァ村の集団埋葬について報告している。
英国防省は、「ウクライナ北部からのロシア撤退後、ロシアの戦争犯罪の疑いに関するさらなる証拠が現れ続けている。それには、ブゾヴァ近くにて、亡くなったウクライナ民間人からなる間に合わせの埋葬地の発見の報告が含まれる」と伝えた。
またロシア軍人により性的暴行が行われたという主張も続いていると書かれている。
なお、3月29日以降、キーウ州のイルピン、ブチャ、ホストメリをはじめとする各自治体がロシア軍から解放されているが、解放後の自治体にて、ロシア軍による民間人の大量殺人が確認されている。 キーウ州ブチャ市にて、約300人の住民が集団墓地に埋葬されていることがわかった他、路上でも何十人もの住民の遺体が見つかった。何名かの遺体は、手が後ろで縛られていた。