アゾフ連隊、ロシア占領軍がマリウポリにて不明の毒性物質を投下したと発表

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東部マリウポリ市の防衛戦に参加するウクライナの国家警護隊特命分遣隊アゾフ連隊は11日夜、ロシア占領軍が同市のウクライナ軍人と民間人に対して、無人機から不明の毒性物質を投下したと発表した。

アゾフ連隊がツイッター・アカウントにて発表した

アゾフ連隊は、「約1時間前、ロシア占領軍は、マリウポリ市にてウクライナ軍人と民間人に対して、不明の毒性物質を敵無人機から投下した。被害者には、呼吸困難、前庭性運動失調症が観察されている。不明物質使用の影響は確認中である」と伝えた。

これに先立ち、11日、ウクライナの国家安全保障国防会議(NSDC)傘下の偽情報対策センターは、ロシア軍がマリウポリの「アゾフスタリ」製鉄コンビナートで防衛をしているウクライナ軍に対して、化学兵器を使おうとしているようだと指摘していた

なお、米国や英国は、これまでにもロシア軍が化学・生物兵器を使用する可能性があると指摘しており、ウクライナに対してそのような兵器に対する防護用品を支援品に加えていた。

更新(12日1:49):アゾフ連隊の同発表から約2時間後のゼレンシキー宇大統領の動画メッセージでは、ロシア占領者がマリウポリで化学兵器を使う可能性に言及したとは発言したものの、ロシア占領軍がマリウポリで化学兵器を使用したとは発言しなかった