マリウポリの海兵隊の一部は合流を試みた際に拘束された=大統領府長官顧問
ウクライナのアレストヴィチ大統領府長官顧問は、マリウポリ防衛戦に参加するウクライナ軍第36独立海兵旅団の一部は、アゾフ連隊との合流を目的とする突破を試みた際にロシア軍に拘束されたと伝えた。
アレストヴィチ氏がマルク・フェイギン氏のユーチューブ番組出演時に発言した。
アレストヴィチ氏は、「第36海兵旅団の一部が突破試みの際に拘束されたことは言わねばならない」と発言した。同時に同氏は、それはロシア側が発表したような1000人という数ではなく(編集注:ロシア国防省は第36海兵旅団の兵士1026人が投降したと発表していた)「はるかに少ない」と指摘した。
さらに同氏は、「一部はアゾフと合流したが、一部は別の場所へ突破した。彼ら(第36海兵旅団)自身が分断されていたからであり、状況からそのような決定を下したのだ。そして、その自ら(投降に)行った者たちというのは、自らではなく、別の状況があったのだ…、砲撃や空爆の中、多くの人を失い、戦闘の際に拘束されたのだ」と発言した。
これに先立ち、アレストヴィチ大統領府長官顧問は13日、マリウポリ防衛戦に参加しているウクライナ軍第36独立海兵旅団が同市内の別の地区で戦闘をしていた国家警護隊特命分遣隊アゾフ連隊と合流したと伝えていた。
その後、マリウポリ防衛戦に参加している国家警護隊特命分遣隊アゾフ連隊のデニス・プロコペンコ連隊長とウクライナ軍第36独立海兵旅団のセルヒー・ヴォリナ指揮官は、両部隊の合流に関して共同で撮影した呼びかけ動画を公開した。プロコペンコ氏は、その際、逃亡したり、自発的に投降した者がいることを明かしていた。
写真:AA