ウクライナ軍情報機関、ロシアの当初のキーウ制圧計画文書を取得と発表
ウクライナ国防省情報総局は14日、ロシア軍によるキーウ(キエフ)左岸制圧意図が確認できる文書を入手したと発表した。
情報総局がウェブサイト上にて文書の写しとともに発表した。
発表には、「ウクライナの軍事情報機関により獲得された文書は、占領者によるウクライナの首都制圧の意向を示している。特に、チェルニヒウ・スーミ方面にて活動していたロシア軍の『中央』部隊は、キーウの左岸部分を制圧する課題を受けていた」と書かれている。
さらに情報総局は、この情報はロシア軍の第96独立情報旅団が西部軍管区第1親衛戦車軍の本部から受けた戦闘指示に記されているものだと指摘した。文書では、侵攻段階、旅団人員の課題が定められているという。
情報総局は、敵の文書の分析は、敵の真のウクライナ首都制圧計画を暴くものであるとしつつ、あたかも首都周辺のウクライナの部隊を捕まえる意向しかなかったとか、キーウからの撤退は自発的なものだったというロシアの政治家やプロパガンダ拡散者の発言が、改めて嘘であったことがわかり、ロシア占領軍の敗北を隠蔽しようとしたものであったことを明らかにしていると指摘した。
情報総局が取得したとする文書へは以下のリンクにてアクセスできる。
https://drive.google.com/file/d/1YWwcAHKTllB4DK6FWFan5a88A8fBK3o7/view