スロバキア国防相、プーチン氏をヒトラーと比較
スロバキアのナド国防相は、ロシア軍のウクライナへの全面的軍事侵攻を受けて、プーチン露大統領を「ヒトラーと同等だ」と形容した。
ナド国防相が米ニューヨークタイムズ紙へのインタビュー時に発言した。
報道には、ナド氏がプーチンのことを「ヒトラーと同等だ」と述べ、プーチンはウクライナで止めなければならない、でなければ彼はさらに西へ向かうだろうと述べたと書かれている。
さらにナド氏は、現在ウクライナは欧州の将来のために戦っていると述べたという。
同氏は、ロシアの(全面的)侵攻開始までは、スロバキアが大量の武器を無料でウクライナへ送ることなど考えられなかったとしつつ、「しかし、これが新しい世界の現実だ。私たちは、前線沿いの国家だ。私たちの国境には戦争があり、私たちの国には33万人のウクライナ国民が入ってきている。もはやパラダイムが全く違う」と発言した。
またナド氏は、自身が考慮している唯一のものは、ウクライナ国内で救うことが可能な人の命であるとし、「ロシアはウクライナで何千という人を殺しており、私は、政府の支援の決定によって、私が失う、あるいは得る票数は考慮しない」と発言した。
これに先立ち、スロバキアのヘゲル首相は8日、ウクライナに長距離地対空ミサイルS-300を供与したことを発表していた。