「露の侵攻初日、世界中で誰もウクライナが耐えられると確信していなかった」=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は14日、ロシア連邦がウクライナに対して全面的侵攻を始めた時、世界中で誰一人として、ウクライナの人々が耐えられると確信していなかったと発言した。

ゼレンシキー氏がロシアによる全面的侵攻開始から50日目の国民向け動画メッセージにて発言した

ゼレンシキー氏は、「私はロシア連邦侵攻初日のことを思い出している。私は、2月24日に言われたことを思い出している。特に、世界の強力なリーダーたちに言われたことだ。穏やかに言っても、誰一人として、私たちが耐えられるということを確信していなかった。皆が同情していた。多くの人が国を去るようにアドバイスをした。専制政治国家に降伏することを実質的に勧告したのだ」と発言した。

同時に同氏は、「しかし、彼らは私たちのことを知らなかった。彼らは、ウクライナ人がどれだけ勇敢か、どれほど自由を大切にしているかを知らなかったのだ」と強調した。

そして、同氏は、ロシア軍は自らがウクライナで行ったあらゆる行為の責任、ブチャ、クラマトルシク、ヴォルノヴァハ、オフティルカ、ホストメリ、ボロジャンカ、イジューム、マリウポリ、その他のロシアに壊された町々、ロシアに殺されたウクライナの人々についての責任を取らねばならなくなると強調した。

なお、ウクライナでは、2月24日からロシアによる全面的侵略が続いている。4月14日で、侵略開始から50日目を迎えた。