キーウ州でロシア軍が殺した民間人は約900人=警察
ウクライナの国家警察は、4月15日時点で判明した、キーウ(キエフ)州にて、ロシア軍人に殺されたウクライナ国民は、約900人であり、その内ブチャが350人以上だと発表した。
ニェビトウ・キーウ州警察総局局長がキーウでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ニェビトウ氏は、「今日、民間人の死者数が900を超えた。強調するが、詳細な分析のために検死に回した民間人の遺体の数である。これらの人々は、ロシア軍の手で殺された者たちだ。最も犠牲者が多いのがブチャで、350人以上の遺体がある。それよりずっと少ない数が、ヴィシュホロド地区とブロヴァリ地区。マカリウとボロジャンカの瓦礫の撤去は続いており、私たちは、そこの瓦礫の下にまだ遺体があると確信している」と発言した。
同氏はまた、ブチャには、集団墓地が2つ発見されたと報告した。同氏は、ある公共サービス従事者がロシア兵に通りから遺体を撤去することを要請し、彼がその二つの集団墓地に、遺体を40体と57体埋葬し、その内40体の方はすでに掘り出したと説明した。遺体の中には、銃殺された警察官のものもあったという。
加えて、遺体の大半の検死が終わっており、その内約95%が銃殺だったと発表された。ニェビトウ氏は、「つまり、私たちは、被占領下、人々は道端でただ銃殺されたのだと理解している」と発言した。