ゼレンシキー宇大統領、マリウポリ問題につき治安機関幹部と協議

ウクライナのゼレンシキー大統領は15日、ロシア軍に封鎖されているマリウポリ問題につき、治安機関幹部との協議を行った。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージにて発言した

ゼレンシキー氏は、「今日、国家の全ての治安機関のトップと重要な会談を行った。ウクライナ軍総司令官、参謀総長、情報総局局長、国家警護隊隊長、内務相、保安庁長官とだ。また、大統領府長官、国家安全保障国防会議(NSDC)書記、(ロシアとの)協議代表団代表もいた。主要な議題は、マリウポリであった。詳細は今、公表できない。しかし、人々を救うためにあらゆることを行っている」と発言した。

なお、現在、ロシア侵略軍がウクライナ東部マリウポリを包囲し続けており、これにより同市の人道状況が著しく悪化している。

アレストヴィチ宇大統領府長官顧問は3月18日、現時点でロシア軍による東部マリウポリ市の包囲を解除することは不可能だとし、ウクライナ政権は政治・外交的手段の作業をしていると発言した。

さらに、アレストヴィチ氏は4月13日、マリウポリ防衛戦に参加しているウクライナ軍第36独立海兵旅団が同市内の別の地区で戦闘をしていた国家警護隊特命分遣隊アゾフ連隊と合流したと伝えていた。

写真:AA