19日6時時点の戦況報告=ウクライナ軍参謀本部
ウクライナ軍参謀本部は、ロシア軍による全面的侵略につき、19日6時時点のウクライナ各地の戦況を報告した。東部ドネツィク・ルハンシク両州では、ウクライナ軍は前日、敵の攻撃を7回撃退したと発表された。
参謀本部がフェイスブック・アカウントにて発表した。
発表には、19日6時時点、ロシア軍が東部にてドネツィク・ルハンシク両州の完全支配の確立と一時的被占領下クリミアとの陸上回廊の維持を目的に進軍継続を試みていると報告されている。
「ドネツィク方面とタウリダ方面(南部)では、ロシア占領軍は、衝突ライン沿い全域で進軍を活発化させた。敵の主な努力は、ルハンシク・ドネツィク州の私たちの軍の防衛の突破と、マリウポリの完全なコントロールの確立に集中されている。ザポリッジャ州では、占領軍部隊の特定地点の集中が続いている」と書かれている。
さらに、スロビダ地区(北東部)とドネツィク作戦圏では、ロシア軍は複数方面で進軍・襲撃を行っているとある。スロビダ方面では、敵によるハルキウ市の部分的封鎖が継続。露ベルゴロド州には、防空システムS400、S300の展開が確認されているとのこと。
イジューム方面では、敵はシヴェルシキー・ドネツ川の左岸にて進軍。
ピウデンニー・ブーフ方面(南部)では、敵は、ヘルソン州行政境界線に集中。敵は、戦術的状況改善のために、オレクサンドリウカにて侵攻を行おうとしている。また、ミコライウ市民間施設への砲撃も継続。
また、参謀本部は、民間施設へのミサイル攻撃・空爆はウクライナ全域で継続していると強調し、前日は、西部諸州の施設へのミサイル攻撃が活発化したことを指摘した。
これに先立ち、18日、ロシア軍は、ウクライナ東部における本格的な攻撃を開始した。
なお、ウクライナでは、2月24日から、ロシアによる全面的侵略が続いている。