ウクライナ軍、マルインカとイジューム近郊を奪還=参謀本部
19日、ロシア軍はハルキウ州イジュームから南方へ進軍・襲撃を試みるも、失敗し、損失を出した上で、これまでに制圧した地点から撤退した。
ウクライナ軍参謀本部広報室がフェイスブック・アカウントにて4月19日18時時点の戦況を報告した。概要以下のとおり。
スロビダ方面(北東部)では、敵はハルキウ市の部分的封鎖を継続しており、ウクライナ軍部隊と重要インフラ施設にダメージを与えようとしている。
ドネツィク方面では、マルインカ市にて、ウクライナ軍の反攻により、敵は損失を出した上で退却。ウクライナ軍が同市のコントロールを回復した。
ピウデンニー・ブフ方面(南部)では、オレクサンドリウカ(ヘルソンから西)で戦闘継続。敵に戦果なし。敵は、ヘルソン州行政境界線に到達しようとしており、自治体への砲撃を継続。
ヴォリーニ方面、ポリッシャ方面、シーヴェル方面では敵の活発な行動なし。露東部軍管区の部隊の損傷した機材のベラルーシ領からロシア領への鉄道による輸送が継続。ロシア軍はベラルーシ領の飛行場を引き続き利用。
敵は、ウクライナ全土にて、民間・軍事インフラ施設へのミサイル攻撃・空爆を継続。
なお、ウクライナでは、2月24日から、ロシアによる全面的侵略が続いている。また、ゼレンシキー大統領は4月18日、ロシア侵略軍がドンバスをめぐる戦闘を開始したと発言していた。