マリウポリの人道回廊は計画したようには機能しなかった=副首相
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ウクライナのヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相は20日、マリウポリから非戦闘員を避難させるための人道回廊は予定した通りには機能しなかったと発言した。
ヴェレシチューク副首相がフェイスブック・アカウントにて発表した。
ヴェレシチューク氏は、「現場の自陣側軍人のコントロールが欠如していることから、占領軍は、然るべき停戦を確保できなかった。また、生来の計画性欠如と怠慢から、占領者たちは、人々を私たちの数十台のバスと救急車の待つ地点へ人々を時間通りに連れて来ることができなかった」と書き込んだ。
同時に同氏は、21日に朝からマリウポリ方面の努力を再開すると述べ、「マリウポリにいる私たちの人々に呼びかける。私たちは、あなた方一人一人のために闘っていく!」と書き込んだ。
これに先立ち、ヴェレシチューク氏は20日朝、ウクライナとロシアは、同日マリウポリ市から女性、児童、高齢者を避難させるための人道回廊を設置することで合意したと発表していた。
更新(21日11:27):ヴェレシチューク副首相は21日に入ってから、20日合意されていた人道回廊を通じて4台の避難用バスが出発できたことを報告し、また21日には避難が継続されると発言している。
写真:AA