ロシア軍はヘルソン州にて偽『住民投票』を急いで実施したがっている=宇オンブズマン
ウクライナ最高会議(国会)人権問題全権を務めるデニーソヴァ氏は、ロシア軍が占領するウクライナ南部ヘルソン州にて、いわゆる「ヘルソン人民共和国(KhPR)」の創設を宣言するために、偽「住民投票」を急いで実施したがっているようだと指摘した。
21日、デニーソヴァ氏がテレグラム・チャンネルにて報告した。
デニーソヴァ氏は、「『人民の意思の発露』を模倣する日が4月27日に前倒しされた。自称『KhPR』の創設の後、ロシア軍は、ウクライナとの戦争への住民の強制的動員の組織を計画している」と書き込んだ。
また同氏は、ロシアは、ウクライナ政権からヘルソン州への人道支援を完全に止めようとしていると指摘し、「ヘルソン州ゾロター・バルカでは、ロシア占領軍代表者が地元住民との集会を開き、そこで『緑の回廊』は今後設置されないと述べ、人々が自治体を離れることを禁止した」と報告した。
さらに同氏は、ウクライナの警察のデータとして、ヘルソン州では、76人の国民が拘束され、内36人がすでに解放されていると伝えた。