ロシア・ウクライナ戦争 24日朝の各地の状況
ロシアによる全面的侵略の続くウクライナの東部ルハンシク州では、23日のロシア軍の攻撃により、8名の民間人が死亡、2名が負傷、7軒の民間施設と警察署が破壊された。
24日8時時点の各州軍行政府の情報にもとづく報告書に書かれている。概要以下のとおり。
ルハンシク州:その他、ヒルシケ、ゾロテー、リシチャンシクの情勢が緊迫。
ハルキウ州(東部):ハルキウ、スロビダ地区、キーウ地区にて計3名負傷者あり。同州チュフイウ地区、デルハチ地区にて、一日中敵の砲撃が継続。
ドネツィク州(東部):衝突ラインに沿って活発な戦闘が継続。ロシア軍は、アウジーウカを空爆し、クラスター弾で砲撃。マルインカ、ノヴォミハイリウカで戦闘継続。マリウポリは、人道回廊開設を待っている。
ヘルソン州(南部):情勢は緊迫。ロシア側は、ヘルソン州の自治体を砲撃し、また隣接する州へも攻撃している。ヘルソン州は人道災害間際。
ミコライウ州(南部):敵はミコライウと同州他の自治体を砲撃。最新情報では、犠牲者は出ていない。
ドニプロペトロウシク州(南部):敵がパウロフラードの鉄道インフラと産業企業を計3回攻撃。被害と詳細の確認中。現時点で、1名死亡との情報あり。
その他の州は、24日未明は比較的平穏。ただし、複数の州で爆発音、敵の砲撃が続いた。
これに先立ち、23日日中、ロシア軍はオデーサ市へミサイル攻撃を行い、市民8名が死亡、少なくとも18名が負傷した。
写真:ハイダイ・ルハンシク州軍行政府長官