「ロシアは失敗しており、ウクライナは成功している」=ブリンケン米国務長官

ブリンケン米国務長官は25日、戦争の目的の観点では、ロシアは失敗しており、ウクライナは成功していると指摘した。

ブリンケン国務長官がキーウ(キエフ)でのゼレンシキー宇大統領との会談後、ポーランド国境にて発言した。スカイ・ニュースが報じた

ブリンケン氏は、「ロシアの戦争の目的について言えば、ロシアは失敗しており、ウクライナは成功している。ロシアの主要な目的は、ウクライナを完全に征服し、同国の主権を奪い、独立を奪うことだった。それは失敗した」と発言した。

同氏は、ロシアはウクライナへの侵攻によって自らの軍と経済の力を示したがっていたが、欧米諸国が現在目にしているのは「劇的に出来の悪い軍、制裁とロシアからの大量の(企業の)撤退の結果として大混乱にある経済」という、ロシアの願望とは正反対の状態だと指摘した。

さらに同氏は、ロシアは西側と北大西洋条約機構(NATO)を分断したがっていたが、NATOと同盟国はかつてないほどに団結していると述べた。

これに先立ち、24、25日、ブリンケン米国務長官とオースティン米国防長官がキーウを訪問し、ゼレンシキー大統領と会談していた