25日朝、ロシア軍、ウクライナ西部をミサイル攻撃

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ウクライナへの全面的侵略を続けるロシア軍は25日、リヴィウ州、ジトーミル州、ヴィンニツャ州をミサイルで攻撃した。

リヴィウ州では、ミサイルがゾロチウ地区クラスネ鉄道駅に着弾した。コジツィキー・リヴィウ州軍行政府長官がフェイスブック・アカウントにて報告した

コジツィキー長官は、「今日、4月25日8時30分頃、ミサイル攻撃の結果、クラスネ鉄道駅の牽引変電所にて爆発が生じた」と伝え、国家非常事態庁の部隊が消火作業をしていると報告した。現時点で犠牲者情報はないとのこと。

同氏はまた、リヴィウ州へ発射されたミサイルの内1つは、ウクライナ空軍司令部「ザーヒド(西)」軍の地対空ミサイル部隊によって破壊されたと伝えた。また、これらのミサイルは、Tu-95と見られる戦略爆撃機によって発射されたものだと説明した。

さらに、ジトーミル州では、モスカレンコ・コロステン市長がフェイスブック・アカウントにて、同市へミサイル攻撃があったことを報告した

モスカレンコ氏は、今日8時30分に鉄道のある地区にてミサイルにより爆発が生じたとしつつ、死者は出ていないと伝えた。

同日、ボルゾウ・ヴィンニツャ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍のミサイルがジュメリンカとコジャティンに着弾したと伝えた

ボルゾウ氏は、「今日、ヴィンニツャ州はまたしてもミサイル攻撃を受けた。ジュメリンカとコジャティンだ。敵は、インフラ施設にダメージを与えようとしている。残念ながら、死者と負傷者が出ており、ヴィンニツャ州の国家非常事態庁の部隊が救助作業を行っている」と報告した。

その他、キリレンコ・ドネツィク州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、24日を通じて、同州ではロシア軍の攻撃により、民間人が5名死亡、内2名は児童だったと報告した。

また、シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、24日のロシア軍の攻撃にて、同州では民間人が2名死亡、14名が負傷したと報告した

なお、ウクライナでは、2月24日からロシア軍による全面的侵略が継続している。