岸田日本首相、ゼレンシキー宇大統領と電話会談 食料品・医薬品など供与へ

日本の岸田首相は26日、ウクライナのゼレンシキー大統領と約40分にわたり電話会談を行った。

日本外務省が公式ウェブサイトにて公表した

発表によれば、岸田首相は、財政支援の3億ドルへの増額と、化学兵器など対応用防護マスク・防護衣、ドローンなどの自衛隊からの装備品提供に加え、ウクライナ側から要請のあった食料品や医薬品などの物資もできるだけ早く供与すると伝えた。

ゼレンシキー大統領は、日本のこれまでの支援に対して深い謝意を繰り返し表明した上で、最新の情勢や今後の支援、制裁についての考え方を説明した。

なお、岸田首相は、2月28日、ウクライナのゼレンシキー大統領と約15分の電話会談を行っていた。その際、岸田首相は、日本の対露制裁や財政・人道支援について説明した他、自身が訪れたことのある美しいキーウの街並みがロシア軍の攻撃で大きな被害を受け、多くの市民が死傷しているとの方を聞くたびに「胸が張り裂ける思いにかられること、日本は引き続きウクライナとウクライナ国民を支援する」と伝えている。