キーウ市、学生、子供と同行する女性、高齢者の同市への帰還を控えるよう要請
キーウ(キエフ)市軍行政府は29日、現在避難中の学生、子供と同行する女性、高齢者に対して、同市へはまだ帰還しないよう要請している。
キーウ市軍行政府がテレグラム・チャンネルに書き込んだ。
発表には、「今日、首都の生活が活性化し、より多くの人や自動車が通りに現れているのが見られる。現時点で、首都制圧の直接的脅威はない。他方で、キーウにとっての脅威は消えていない。昨日のミサイル攻撃は、それを認めるものだ」と書かれている。
さらに、最近のロシア領における石油施設の火災や弾薬庫爆発、ロシアのプロパガンダ拡散者の発言などを考慮すれば、脅威はむしろ高まっていると言うことができると指摘されている。
これに先立ち、28日、キーウ市シェウチェンキウシキー地区にロシア軍のミサイルが着弾していた。
なお、ウクライナでは、2月24日からロシアによる全面侵略が続いている。とりわけ、ロシア軍は3月末以降、キーウ周辺を含む北部の戦力を引き上げ、4月18日からはロシアは東部・南部を中心とする戦争の第二局面へと移行している。