ロシアは現在ウクライナで第三次世界大戦が進行しているとの見方を広めようとしている=宇偽情報対策センター

ウクライナの国家安全保障国防会議(NSDC)傘下の偽情報対策センターは、現在ロシア連邦が、ウクライナ領では第三次世界大戦が進行しているとの見方を情報空間で広めようとしていると指摘した。

3日、偽情報センターがテレグラム・チャンネルにて発表した

センターはまた、「クレムリンは、あたかもウクライナ領で戦争ではなく、『特別作戦』を始めたとしていることから、ロシア国民に戦闘行為が長引いていることを説明するのが次第に困難となっている」との見方を示した。

さらに、センターは、4月22日にルスタム・ミンネカエフ露少将がロシアは全世界と戦っているとする主張を行い、ウクライナ領での「特別作戦」を第二次世界大戦とを比較したと指摘した。ミンネカエフ氏はその際、「当時も今も、全世界がロシアに対して反乱を起こしている」と述べたという。

4月25日にはラヴロフ露外相が「NATOはロシアと代理戦争を始めた」と発言しており、5月2日にはヴォロジン露国家院議長がウクライナへ武器を供与する国々の首脳を戦争犯罪者だとし、その責任を追及することを提案したことが紹介されている。

加えて、センターは、過去2か月、ウクライナ支持で団結する国々を悪魔化するために、国内に対して、「大量破壊兵器を開発している生物研究所の国際ネットワークの活動」というような偽情報を発信していると指摘した。