ヴェレシチューク宇副首相、アゾフスタリから避難してきた子供たちと面会

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ウクライナのヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相は5日、東部マリウポリ市の製鉄工場「アゾフスタリ」から避難してきた子供たちと面会した。

一時的被占領地再統合省広報室が伝えた

発表には、ゼレンシキー大統領の支援と、ヴェレシチューク副首相の直接の参加によって、過去数日間で封鎖されているマリウポリから500名以上の人々を避難させられたと書かれている。

さらに、「過去2か月、ウクライナ国民はシェルターにて普通の食事、水、通信手段を持たずに生きていた。今日彼らはザポリッジャにおり、適応の最初の段階を過ごしている」と伝えられた。

避難民の中には児童もおり、ヴェレシチューク氏は彼らとすぐに面会したという。発表によれば、子供たちは、戦争の2か月間の困難、自宅が破壊されたこと、身近な人の死について語った他、今後の計画や夢についても述べたという。

またヴェレシチューク氏から子供たちが友人や親族と連絡したり遊んだりできるようにタブレット型端末が贈呈されたと書かれている。

今後再統合省は、人々が各種証明書や銀行のカード類の再発行、支援品、衣服、食糧の受け取り、連絡手段の調整の支援を行い、また彼らを休暇のために西部諸州へ向かわせるという。

また、マリウポリからのウクライナ国民の避難作戦は継続していると書かれている。

これに先立ち、3日、マリウポリの製鉄工場「アゾフスタリ」を1日に出発した避難民156名がザポリッジャに到着。また4日には、マリウポリからザポリッジャまでの人道回廊を利用して、さらに344人の住民(近隣自治体からの避難者含む)がザポリッジャに到着していた