ペロシ米下院議長、ロシアの「テロ支援国家」への認定を支持

米国のペロシ下院議長は、ウクライナから米議会への、ロシアをテロ支援国家と認定する呼びかけを支持していると発言した。

ペロシ下院議長がMSNBCへのインタビュー時に発言した

記者から、その呼びかけを支持するかと尋ねられると、ペロシ氏は、「もちろんだ。私は、その支持をずっと訴えてきた。もしロシアがテロ支援国家のリストに加えられていないのであれば、それは破り捨てるべきだ」と発言した。

さらに、同氏は、核兵器保有国が他国に侵略して、戦術核兵器の使用で脅しをかけ、自国軍軍人に暴力や、母親の前での娘の強姦、子供の前での母親の強姦を行うよう仕向け、また子供を拉致しているのだとし、そのような暴力行為は文明的人間的な行動の規範を超えていると指摘した。

同氏は、「プーチンは臆病者だ。彼は、戦争を戦うのではなく、民間人と戦っている。彼は子供と戦っている。彼は、それを戦争の武器として利用している。そのため私は、彼らはテロ支援国家のリストに入れられるべきだと思っているし、そうなることを期待している」と発言した。同時に同氏は、それは米大統領が決めるものだと指摘した。

写真:ZACH GIBSON / MCT

加えて同氏は、そのような決定は、ロシアへの制裁発動を容易にするのだとし、だからこそテロ支援国家リスト入りは非常に重要だと発言した。

これに先立ち、5月3日、ウクライナ最高会議(国会)は、米国議会に対して、ロシアをテロ支援国家と認定するよう要請する決議を採択していた。