ウクライナにおける露の犯罪は、プーチン敗北に向けた世界の願望を強めている=トルドー加首相
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カナダのトルドー首相は8日、ロシア軍がマリウポリやブチャなどで犯した残虐行為によって、文明世界はウクライナに対する戦争においてプーチンを敗北させることをより強く願うようになっていると発言した。
トルドー加首相がキーウ(キエフ)訪問時のゼレンシキー大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
トルドー氏は、「プーチン氏の武器に関するどんな文句も、G7やその他文明的国々が、いわれのない不当なウクライナ侵攻に対峙するウクライナのそばに立つことを妨害してはならない。マリウポリやブチャ、その他の町で犯された全ての残虐行為は、プーチンがこの戦争に敗北することの確保に向けた、私たちの望みを強めるばかりである」と強調した。
同氏はまた、プーチンはウクライナの人々が自らの大地をどれだけ強固に、どれだけ決断力を持って守っていくかにつき、プーチンには大きな誤算があったし、プーチンは、世界中の国々がウクライナがロシアの侵略に抵抗できるように、同国に寄り添うための決断力と能力も過小評価していたと指摘した。
同氏は、「私たちは、世界中とロシア全体が、プーチンがどれだけ誤ったのかを理解するよう、必要なだけ、必要なところで、活動し続ける」と強調した。
なお、8日、トルドー加首相は、フリーランド副首相とともにウクライナを訪問した。両者は、ゼレンシキー宇大統領との会談前にキーウ州イルピンを視察している。
また、ゼレンシキー氏とトルドー氏は同日、G7首脳会談に共に出席した。
写真:大統領府、ウクルインフォルム