フェードロウ宇デジタル相、G7大臣とオンライン会合

ウクライナのフェードロウ副首相兼デジタル移行相は10日、G7のデジタル関連大臣とオンライン会合を行った際に、ロシアをデジタル面や技術面で封鎖するよう呼びかけた。

フェードロウ氏がテレグラム・チャンネルにて報告した

フェードロウ氏は、「G7の国々のデジタル大臣とのワーキング会合に出席する光栄を得た。私は、ウクライナをサポートし、最速での戦争終結に向けたデジタル面と技術面のロシアの封鎖の強化を呼びかけた」と伝えた。

同氏はまた、G7側はサイバー戦争でのウクライナの経験に関心を示したとし、とりわけ、今回の会合では、以下のテーマが紹介されたと指摘した。

・ロシアが報道機関を完全に支配する中での偽情報対策と正しい情報の拡散の作業

・持続可能なサイバーセキュリティの構築

・インターネット通信の迅速な再生のためのスターリンクの利用

・郵便物分析を通じた略奪犯ロシア兵の特定と親族への報告情報

・AIを利用した戦死ロシア軍人の顔の特定

・敵に関する情報収集のためのボット「イェ・ヴォロフ」の活用

フェードロウ氏は、また、G7各国の「デジタル」大臣たちに対して、情報面やサイバーの脅威へ対抗するための新しいセキュリティ・フォーマットを策定するよう呼びかけた。